突然段ボール – 超センシティブ

突然段ボールのアルバム「超センシティブ」の録音・ミックス・マスタリングを君島が担当しました。

ドラムとベースは、マグロで有名な漁港にある、石造りの蔵を改装したスタジオで録音しました。石造りってのは低音がタイトに録れてとてもいいです。新建材(死語)ではこうはいかないような気がします。

ベースの與板さんは本作の録音を最後にバンドを脱退しまして、本作のリリースパーティライブではキーボード・バッキングボーカル担当のユキユキロさんがショルキー(肩掛けのキーボード)で演奏する編成になっています。(素晴らしいライブでした)

録音メモですが、ドラムは古いLudwigのセットで、独特な温かみを感じる音圧がきもちよかったです。特にバスドラム。ドラマー中野さんに演奏してもらいながら、バスドラムの前にしゃがみこんでレインフォースメントっていうシェルのエッジの補強材やら、シェル内部の粗い仕上げと塗装とか見ながら、マイクを立てる場所を探すふりをしてしばらくじろじろ眺めてました。美味そうとか思ってたかもしれません。

オーバーヘッドマイクでタムの音などを主に拾わせることにしたので、シンバルがオーバーパワーに録れてこないようにという考えで、シンバルには主にツバメスタジオのものを使ってもらって、特に小さい口径のPaisteやら音量の小さいUfipのEarthシリーズ(だっけな)などを使うことにしました。

浅草橋のツバメスタジオに戻ってからは、ベースの與板さんとは機材のパーツの話などして楽しかったです。パッシブDIに使うトランスの話とか、生産終了した電解コンデンサの話とかですね。
蔦木さんのギターを先に録って、後日松浦さんのギターを録ったんですが、パートを録り足していくにつれて楽曲が構築されてくさまを感じるのがとても楽しかったです。ゲストコーラスもたくさん入れて、別な方向に局がカラフルになっていくのも楽しかったです。

こうして書いてみると、なにやら自分が楽しんでばかりいるようで恐縮してきました。

(君島)